【銀閣寺 完全ガイド】参道・庭園・アクセスまで!写真たっぷりで徹底レビュー

「京都で静かに心を落ち着けたい場所ってどこ?」
そんな質問をされたら、迷わず私はこう答えます。

「銀閣寺」です。

金閣寺ほどの派手さはありませんが、そこがいい。
わびさびを感じるたたずまいと、凛とした空気。
観光地というより「静かに自分を取り戻せる場所」として、私は何度も足を運んでいます。

今回は、銀閣寺とその周辺の見どころ、アクセス方法、参道の楽しみ方までを、写真とともに詳しくレビューします!


銀閣寺とは?金閣寺との違いも解説

銀閣寺の正式名称は「東山慈照寺(とうざんじしょうじ)」。
室町幕府8代将軍・足利義政によって建立されました。

「金閣寺」と並び称されることが多い銀閣寺ですが、その印象はまったく異なります。

  • 金閣寺:黄金に輝く豪華絢爛な外観
  • 銀閣寺:モノトーンの美と静けさ、わびさびの象徴

銀箔が貼られていないのに「銀閣寺」と呼ばれるのは、金閣寺と対になる存在としての通称なんです。

足利義政は当時の日本で最先端のオシャレ野郎だったようです。

そのため、銀閣寺の建立や芸術的なあれこれに意識が行き過ぎて政治がおざなりに・・彼の死後、後継ぎ争いが起こり、かの有名な【応仁の乱】へとつながるのですが、その話については他のサイトでご確認くださいまし。

銀閣寺へのアクセス|京都駅からの行き方まとめ

京都駅から銀閣寺へは少し距離がありますが、以下の3つの方法が便利です。

1. 【バス】乗換なしでラクにアクセス

  • 市バス5系統・急行100系統(銀閣寺行き)
  • 所要時間:約35〜40分
  • 料金:230円

「銀閣寺道」バス停で下車し、徒歩約10分で到着。
バスを降りるとすぐに銀閣寺参道の入口が見えます。

最近インバウンドのおかげで、京都駅での乗車はとーっても混雑しています。

2. 【地下鉄+バス】混雑を避けたい人に

地下鉄烏丸線「今出川駅」→ 市バス203系統に乗換 → 銀閣寺道へ
乗換がある分、観光シーズンでも比較的空いています。

3. 【徒歩+バス】哲学の道を楽しみたいなら

京阪「出町柳駅」から「哲学の道」を歩くルート(約40分)
春や秋は特におすすめ!

 

銀閣寺はアクセス抜群!という訳ではないため、

逆に観光客もそれほど多くないのも魅力です。

銀閣寺参道|食べ歩きとお土産が楽しい!

銀閣寺道バス停を降りてすぐに見えるのが、石畳の銀閣寺参道


両脇にはおしゃれなカフェ、抹茶スイーツ、和雑貨のお店が並んでいて、観光気分を盛り上げてくれます。

おすすめの立ち寄りスポット

  • AG COFFEE. 銀閣寺:コーヒーと抹茶や和菓子が食べられるかわいいお店

美しい和菓子が豊富です。

銀閣寺散策とともにどうでしょうか。

  • 氵庵 -sanzuian-:恐ろしくオシャレな店構えです。コーヒー好きは絶対に外してはいけないお店だと思います

  • 銀閣寺あたりや:抹茶ソフトが濃厚!

他にもいろいろ出店しています。清水寺の参道のショートバージョンといったところでしょうか。

銀閣寺に到着!いよいよ境内へ

参道を抜け、銀閣寺の山門にたどり着くと、一気に空気が変わります。

入場チケットはお札。カッコイイですね~!


ここからは、静寂と美の世界に足を踏み入れる感覚。

拝観料は大人500円(2025年6月現在)
受付を通ると、まず目に入るのが白砂で整えられた美しい庭園です。


銀閣寺の見どころ|庭と建物の美が融合

銀沙灘と向月台

銀閣寺といえば、この2つの白砂の造形物。
銀沙灘は波を表現した砂庭、向月台は月見の台座のような形。

銀閣(観音殿)

現存する数少ない室町時代の建築。
木造2階建てで、1階は書院造、2階は禅宗仏殿風。

高台からの眺め

庭園を登ると、小高い丘から銀閣寺全体を見下ろすことができます。
ここが一番の撮影スポット!

上り下りも気持ちがいいです。えっさえっさと登ります。

見晴らしがよく、気持ちいスポットです。休憩する場所があるわけではないため、素通りしなくてはいけませんが、とーっても気持ちが良いところです。

何と言っても【苔】

庭師が国内最高峰だと思います。みなさん、コケの栽培が難しいことはご存じでしょうか?
筆者は生け花を8年ほどしていまして、苔を扱った造形もしていますし、お家で苔栽培もしています。

銀閣寺ほどの苔づくりって、無理!めちゃくちゃ難しいです。国内、いや世界最高峰ではないか?と思っています。

ちょっとした所の苔が素晴らしいのです。

苔に夢中になり、こけないように・・

銀閣寺は「何度でも来たい場所」

正直、金閣寺に比べると「うーん地味だな」と思ったんです。
ただ、ジワジワくると言いますか。心の奥底に静かに沁みるような魅力に気づきました。

二度、三度と訪れたい場所です。

静けさ、美しさ、空気の透明さ…。
忙しい毎日で疲れた心を、そっと包んでくれる場所です。

まとめ|銀閣寺は京都で“心を整える”場所

銀閣寺は、金閣寺のような派手さこそありませんが、
「わびさび」や「静かな美しさ」に触れたい人には本当におすすめです。

  • 参道でお土産を楽しみ
  • 庭園で心を落ち着け
  • 哲学の道で余韻にひたる

まさに“大人の京都旅”にぴったりのスポットです。

よくある質問(FAQ)

Q:銀閣寺の所要時間は?

約45分〜1時間でゆっくり見て回れます。

Q:紅葉や桜の見頃は?

桜:3月下旬〜4月上旬、紅葉:11月中旬〜下旬

Q:トイレや休憩所はある?

境内の入口付近にトイレあり。休憩は参道カフェがおすすめ。

最後に

写真を撮りながら歩くと、“静けさの美”が見えてくる場所、それが銀閣寺。
忙しい日々の中に、少しの“余白”を持ちたくなったら、ぜひ訪れてみてください。

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