「清水寺も行った」
「金閣寺も銀閣寺も見た」
「嵐山も、たぶん一度は行ってる」
——そんなあなた。
京都、2回以上来てますよね?
実はこのパターン、かなり多いです。
そしてここから先、
行き先に迷い始めるのが“京都リピーターあるある”。
そんなとき、声を大にして言いたい。
「ちょっと待って。ツウは滋賀まで行きます」
今回は、京都駅から少し足を延ばして楽しめる
**ミシガンクルーズ(琵琶湖)**を、
写真多め前提で、がっつりレポートします。
もくじ
京都が2回目なら「寺社以外」という選択肢もアリ
京都観光といえば、どうしても寺社仏閣が中心になります。
素敵ですね~、いいですね~。
でも2回目、3回目ともなると、
・どこも人が多い
・移動も並ぶ
・写真、前とだいたい同じ
……こんな気持ち、芽生えがち。
そんなときこそおすすめなのが、
「京都から、ちょっと外す」という発想です。
京都駅から電車でほんの少し。
そこに広がるのが、日本最大の湖・琵琶湖。
そして、その琵琶湖を
優雅に・楽に・座ったまま楽しめるのが、
ミシガンクルーズです。
ミシガンクルーズとは?定番だけど実は穴場
ミシガンクルーズは、
琵琶湖を周遊する大型観光船。
名前は「ミシガン」ですが、
場所は完全に 滋賀県・大津 です。
正直に言います。
「もっと混んでると思ってました」
でも実際は、
土日の朝便なら、予約なしでもかなり余裕。
京都市内で
「入場まで1時間待ち」
が当たり前になりがちな昨今、
このスムーズさは、かなり快適です。
予約は必要?実際に行ってみた正直な感想
結論から言うと、
朝の便なら、当日券で問題なし。
朝いちばんの便が出る30分前の入口です。ね。余裕でしょ?
もちろん繁忙期や昼以降は別ですが、
朝一番は比較的ゆったり。
チケット売り場もまだ並んでいません。
「思い立って行ける」
この気軽さ、旅ではかなり大事です。
船に乗ったら、あとは何もしなくていい
乗る前から、歌が上手いお姉さんたちが楽しませてくれます。ほんと、冗談抜きで歌が上手い。
乗車してからも、お姉さんたちの歌のショーがありますよ~
ミシガンクルーズ最大の魅力。
それは——
自分で歩かなくていいこと。
席に座って、
景色を眺めて、
風を感じていればOK。
これ、想像以上に効きます。
京都観光で歩き疲れた体に、
座ったまま完結する観光は、
もはや癒やし。
船内の雰囲気と楽しみ方
船内は広く、
屋内席・デッキ席ともに余裕あり。
天気が良ければ、
迷わずデッキへ。
琵琶湖、思ったより大きい。
そして、思ったより静か。
「観光地のど真ん中にいる感」がなく、
時間がゆっくり流れるのを感じます。
お姉さん、お兄さんの歌が超絶上手い人達によるショーもあります。
舐めていたらいけません。普通に聞き惚れます。
ショーが出来るデッキの後ろ側には、軽食やドリンクコーナーも。
話題の小説『成瀬は天下を取りにいく』の舞台
このミシガンクルーズ、
近年ちょっと話題になっています。
理由は、小説
『成瀬は天下を取りにいく』。
物語の舞台が、
ここ琵琶湖・大津。
「読んだことある!」
「名前だけ知ってる」
どちらでも大丈夫。
実際に来ると、
「あ、この景色か」
と、ちょっとテンションが上がります。
京都駅からの行き方|山科経由がいちばん分かりやすい
「滋賀まで行く」と聞くと、
少し遠く感じますが、実はかなり近いです。
ポイントはひとつ。
最寄りは「大津駅」ではありません。
「びわ湖浜大津(浜大津)駅」です。
ここ、間違えやすいので要注意。
① 京都駅 → JRで山科駅へ
京都駅から
JR琵琶湖線(米原・野洲方面)に乗り、
一駅5分で山科駅。
② 山科駅で京阪電車に乗り換え
山科駅で
京阪京津線に乗り換えます。
案内表示が分かりやすく、
初めてでも迷いにくいルート。
③「びわ湖浜大津(浜大津)駅」で下車
山科から約10分。
駅を出て琵琶湖方面へ歩くと、
徒歩3〜5分で大津港。
大きな船が見えたら、そこがミシガンです。
こんな人にミシガンクルーズはおすすめ
・京都は2回目、3回目
・寺社仏閣は一通り行った
・人混みに少し疲れた
・歩かずに観光したい
・ちょっと「通っぽい」旅がしたい
ひとつでも当てはまったら、
ミシガンクルーズ、かなりハマります。
ちょっとした軽食も楽しめます。
まとめ|京都リピーターこそ、琵琶湖へ
京都観光=京都市内、
と思いがちですが、
京都駅を起点に、
少し外すだけで、旅は一段楽になります。
ミシガンクルーズは、
派手さはないけれど、満足度が高い。
「今回はこれで正解だったな」
そんな気持ちになれる、大人向けの寄り道。
京都が2回目なら、
次はぜひ、琵琶湖まで。
繰り返します。ツウは、滋賀まで行きます。


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